聴いた瞬間に魂が震えた曲ってありますよね。
私の場合、中学校1年生の時にテレビの英語講座でビートルズの”Yesterday”を初めて聴いた時、この世の中にはこんな美しい曲があるんだと魂が震えまくりました。当時はJ-POP(というより歌謡曲)しか聴いたことがなかった私には衝撃的でした。
その後、何度か”Yesterday”以外にも魂が震えた曲に出会えましたが、クラシック音楽で魂が震えたのはトルコ行進曲が初めてでした。しかもあるドラマで登場人物がトルコ行進曲を練習しているシーンを見てのことでした。
このシーンを見てからトルコ行進曲が何時間も耳から離れず、この曲絶対に弾きたいと思い、翌日にカワイのピアノ教室に申し込み、そのついでに電子ピアノを購入したという経緯があります。確か約20年前のことです。ピアノ教室には週1回通い、ドレミの練習からスタートし、半年後にごくごく簡単なバージョンのトルコ行進曲を弾くことができました。そして最後までやり切ったら、他に弾いて見たい曲がなくなってやめてしまいました。
その後、しばらくピアノから離れていたのですが、最近またトルコ行進曲を弾きたくなり練習しています。指が動かないし、手がオクターブ届かなくて苦戦していますが、ゆっくり楽しみながら練習しています。
そしてそのイメージトレーニングとして、YouTubeで私が目指すトルコ行進曲を探し続けています。著名なプロのピアニストからトルコ行進曲初めて1ヶ月以内の人までのありとあらゆる人の演奏を聴いています。私が目指すトルコ行進曲はアレンジがあまりしていなく曲の素材の良さが活かされている演奏です。
目下のところ、このお三方の演奏に魅了されていて、何度も何度も聴いています。
私の演奏がこの方々のレベルに達することはないと思いますが、ほんの少しでも近づけるようになりたいと思っています。